PROJECTS

Liquid beings
本プロジェクトは、水によるキネティックアートの展示手法を模索するものです。本作は、水の素材性や現象の一回性にコンピュータ制御を重ね、仮想的な表現ではなく、本物の現象による表現を扱っています。そのため、技術面では環境変化に敏感な素材の管理が必要です。本プロジェクトでは、運営体制も含めて展示方法を見直し、先端技術による鑑賞体験を維持しつつ、長期的に展示可能な形態を確立することを目指します。
Ohira Mai

Olfactory Heritage
時間とともに消えてしまう匂いという無形資産を、化学分析と感覚分析によって記録・保存・共有するプラットフォームの構築を目指す。特に、日本の食文化に着目し、季節の香りや家庭ごとの食の匂いなど、地域文化に根差した「匂いの記憶」を科学的にアーカイブする。さらに、抽出した香り成分を粉体・固体化し、「遺産を食べる(Edible Archive)」というコンセプトのもと、食体験型インスタレーションとして提供する。嗅覚と味覚を融合させることで、食を通じた新たな文化継承の形を提案する
Sugiura Masaya

MIHARE
MIHARE -piece of me, piece of beauty- 忙しいはたらく女性のためのネイルチップの サブスクサービス。 オンラインで3分でオーダー可能。毎月、ご自宅に仕事にも 日常にも馴染むネイルチップが届きます。 ネイルはかわいいけど、 時間とお金がかかる、、、 ・忙しくて毎月ネイルサロンに通うのが大変 ・セルフネイルはなかなか上手くいかない MIHAREなら 10分で装着、3週間持続、5分でオフ可能。 仕事にも家事にもフ ィットする短め設計で、日常生活も快適。 独自開発のネイルチップと接着技術により、まるで自爪のようなフ ィット感と、ジ ェルネイルのような自然で美しい仕上がりを実現。 サロンに通う時間や手間から解放されながら、妥協しない指先を楽しめます 。 ストレスフリーで、手元を見るたび気持ちが晴れるネイル体験を。
Shito Miharu / Kanda Chihiro

Peekabugs
Peekabugsは、都市部に息づく植物や虫などの「身近に潜む生命」をテーマにした観察ツール。子どもたちが実際にツールを持って外へ出かけ、「見る」「触れる」「集める」「想像する」といった体験を通して、日常の風景の中で見過ごされがちな生命の存在に気づき、自ら発見し、考え、表現する力を育むことを目指している。 都市の中にも、多様な生命の営みが存在する。Peekabugsは、身近に潜む生命との出会いをきっかけに、一人ひとりが自分なりの視点で世界を観察し、新たな発見を生み出す試みである。また、五感を通した観察や表現の体験を通して、その人の内側に眠る感覚や好奇心、創造性を呼び覚まし、自らの才能や可能性に気づくための入り口となることを目指している。
Natori Aily

あのときの病室
「あのときの病室」という全自動シャボン玉装置を制作している。来場者が思い出の手紙・写真・絵を装置に入れると、介護用ポータブルトイレが丸ごとシャボン液に浸かり、便座の丸に張られた膜に内容が投影され、風でシャボン玉となって空へ飛び、消える。介護、闘病、孤立、それぞれの痛みは異なり、並列に語ることはできない。しかしこの装置の前では、痛みが大きい人も小さい人も、同じ場所にいられる。 東京大学大学院のエンジニア横井総太朗(東京大学大学院 学際情報学府 学際情報学専攻 博士課程1年)とアレックス・オルショリッツ(東京大学大学院 情報理工学系研究科 塚田研究室 助教) と協働しながら試作実験を進めている。
Kanon Yunoki

不忍池にハリちゃんを立てる
野村穂貴は、1949年の不忍池埋立反対運動の象徴であった「アヒルの張子」をめぐるリサーチプロジェクトを継続している。「ハリちゃん」とは、1949年のアヒルの張子をもとに作者が実寸で再制作した張子の愛称である。 文献調査やフィールドワークを基盤としながら、壁画制作、レクチャーパフォーマンス、トークイベント、ワークショップなど、多様な形式によってリサーチと発表を展開してきた。これまでに新聞写真や当時の資料をもとに全長3メートルを超える張子を制作したほか、不忍池を200分の1スケールで再構成した立体作品の制作、不忍池と中国・杭州の西湖との歴史的な関係に着目した現地調査などを行っている。また、再制作した張子を実際の不忍池へ設置する構想のもと、関係各所や地域団体との協議も進めている。 本プロジェクトでは、歴史的事実を単に記録・再現するのではなく、ひとつの事物を手がかりとして、人々が土地の記憶や歴史とどのように関わり直すことができるのかを探っている。リサーチそのものを表現実践として位置づけながら、過去の出来事や失われた存在が現在の人々との関わりのなかでどのように語り直され、共有されうるのかを検討している。
NOMURA Hodaka

Vacuum formed tray MELX
毎日使う大切なモノたちに、それぞれのカタチにぴったりと沿う居場所を提案するプロダクトデザインブランド「MELX(メルクス)」。 コア技術となる真空成形は、熱で柔らかくなった樹脂シートが、空気の力でモノのカタチを優しく写し取る技術です。型として3Dプリントしたオブジェを自由に組み合わせることで、一人ひとりのモノに合わせた無限のバリエーションの居場所を作り出すことができます。 プロダクトとしての佇まいを大切にし、メタルフレームで真空成形したシートを挟む構造を設計しました。ディテールまでこだわったノイズレスなデザインは、透明なトレーの中でモノの輪郭を美しく引き立て、生活空間に自然に馴染みます。 将来は、一人ひとりのモノに合わせたオーダーメイド展開に加え、様々な空間のディスプレイシステム、さらには照明や空間構成まで、真空成形の可能性を広げていきたいと考えています。プロダクトから空間まで、一貫したデザインシステムを目指します。 Melt into your everyday.
Miyako Atsuro

絵画を聴く
本プロジェクトは、サウンド・アートと人文学を掛け合わせ、「耳で視る」絵画のインターフェースを構築する試みである。絵画性やその余白を、視覚や言語による説明ではなく、音という形に読み替える。誰もが作品の空間に入り込み、直感的に「実感」できる環境を作ることで、鑑賞者が音の世界に触れ、絵画の「つづき」の物語が生まれる新たな鑑賞体験を提示する。 1:音で絵画を視る体験 絵画を音に読み替える。絵画性やその余白を視覚や言語ではない形に読み替え、鑑賞者がそれを直感的に「感じる」ことができるかを探る。 2:新たな場を作るインターフェース 音や物理的なインタラクションを通じた、鑑賞者と作品、あるいは空間とのコミュニケーションの可能性を探る。 3:メディアとエモーション デジタル化する「音」に対して、人間がどのような想いやエモーションを馳せることができるのかを探求する。
Kaneko Jumpei

Cancertive Project
Cancertive は、Cancer と Creative を掛け合わせた言葉です。がんに影響を受けるすべての人に対して、芸術・デザイン・環境構築を通じた医療従事者以外が関与するケアの実践を目指しています。2人に1人の確率でがんになる時代において、治療だけでは排除できない痛みや弱みに対して、アプローチしていきます。
Nakazawa Kiku