あのときの病室

あのときの病室

「あのときの病室」という全自動シャボン玉装置を制作している。来場者が思い出の手紙・写真・絵を装置に入れると、介護用ポータブルトイレが丸ごとシャボン液に浸かり、便座の丸に張られた膜に内容が投影され、風でシャボン玉となって空へ飛び、消える。介護、闘病、孤立、それぞれの痛みは異なり、並列に語ることはできない。しかしこの装置の前では、痛みが大きい人も小さい人も、同じ場所にいられる。  東京大学大学院のエンジニア横井総太朗(東京大学大学院 学際情報学府 学際情報学専攻 博士課程1年)とアレックス・オルショリッツ(東京大学大学院 情報理工学系研究科 塚田研究室 助教) と協働しながら試作実験を進めている。

Players

柚木 海音

Project Leader

柚木 海音

Kanon Yunoki

1997年生まれ。東京藝術大学大学院 先端芸術表現科 在籍。 建築学科で設計を学び、独自の空間構成を研鑽してきた。その後、24〜25歳で祖父の介護・看取りを経験したことを契機に、建築設計の枠を越え、映像、アニメーション、インスタレーションなど多様な手法で美術制作を再開。モデル活動も行い、自らの身体を通した表現にも取り組んでいる。社会的孤立の困難を抱えた人に向けたNPO法人設立を目指す。