DAY 7

DAY 7旗を揚げる

ネクストサイクル

プロジェクトをさらに飛躍させるための次のステップへ

2025.07.05@ 亀戸ガレージ
旗を揚げる
あっという間の3ヶ月間だった。その一歩一歩はどこまでも地道で、孤独で、時に辛く苦しい道でもあった。 「いま振り返ると、当時考えていたことは完全に自分のエゴだったし、物事を客観的に見られていなかったなと感じます」 僕らはこれからも、何度だってスタートを切る。3ヶ月後、3年後、この3ヶ月間の歩みを思い返し、僕らは何を感じるのだろう。 仲間と進む中で手に入れたのは、自分自身への信頼だ。自らの歩みに誇りを持ち、今ここで、旗を揚げる。

ASIBA学生サポーターの鏡です! 運営メンバーの一人として、プログラムの模様や3期生の姿をお届けしていきます。

クリエイティブ領域に身を置く30歳以下を対象として「問いと実践を往復するクリエイティブ・アントレプレナーシップ」を育み、社会実践を目指すASIBA Creative Incubation Program 3期。 7月5日、東京・亀戸ガレージにてDAY7を開催しました。3ヶ月にわたったASIBA3期もついに最後のプログラム。しかし、ここが本当のゴールではありません。開催まで2週間を切ったDEMO WEEK、そしてこの先も続いていくプロジェクトの実践。近い目標と遠い理想、その両方に視座を据え、最後の進捗報告とメンタリングを行いました。

メディウムを横断し、世界観を確立する

冒頭では、キンミライガッキ現代支部 代表代行・Gakkiさんによるレクチャーを開催しました。 キンミライガッキ現代支部は、"タイムトラベラーの楽器屋" の支部として、パラレルユニバースな楽器の普及を目指すSFカンパニー・プロジェクト。 製作・演奏・販売・研究など多岐に渡る事業を展開しながら、既存の価値観や発想にとらわれない別時空の楽器=キンミライガッキをプロデュースしています。

時空を超える超常的仮面 "C.E.O." の元で、代表代行と名乗り活動されているGakkiさん。今回のレクチャーでは、いかにして幅広い手段を横断しながら、独自の世界観を表現し続けるのかについて、具体的な事例とともにお話しいただきました。

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高いペースで、積み上げてきた実践

前回に引き続き会場となったのは、ASIBAの新たな拠点・亀戸ガレージ。 2週間前にあった壁がなくなっていたり、なかったエアコンができていたり。ものすごいペースで変わりつつある、まさに秘密基地のような空間です。 そんなスピードの速さは3期生も同じです。DEMO WEEKに向け、各プロジェクトが高い強度で企画を作り上げ、実証を進めてきました。

今回のDAY7では「DEMO WEEK宣言」と題し、全プロジェクトがDEMO WEEKでの実証方法や目標などをプレゼンテーション形式で発表しました。

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方針を変えたり、引き返したり。何度も壁を乗り越えながら、3期生たちは当初想像もしていなかったような場所にたどり着いたのではないでしょうか。3ヶ月間という短いようで長い期間。日々のプロセスや努力の全ては、プレゼンテーションの完成度からも伝わってきました。

ともに走り、ともに考える

後半はチームに分かれ、メンタリングセッションを行いました。 “領域横断” を掲げて始まった今回のインキュベーション3期。全7回のプログラムを経て、建築・アート・デザインなど幅広い分野におよぶ12プロジェクトが出揃いました。 それぞれのバックグラウンドや目指すゴールはさまざまです。それでも、互いに新たな気づきや刺激を与え合いながら、一人一人の「クリエイティブ・アントレプレナーシップ」を育んできました。

伴走メンター、運営メンバー、そして3期生。ともに走り抜けてきた仲間だからこその目線で、DEMO WEEKの具体的な内容や今後のプロジェクトの目標など、白熱した意見交換を行いました。

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「楽しくチャレンジするだけ」

── 今日はどんな思いで参加されましたか?

(utsuRe・稲垣凛さん) この3ヶ月間、対面のプログラムやオンラインメンタリングなどで、皆さんから貴重なフィードバックをたくさんいただいてきました。 時には厳しい言葉もありましたが、それは決して責めようとしてではなく、自分ごとのように真剣に向き合ってくれたからだと本当に感謝しています。 私自身もとにかく考えに考え抜いてきた3ヶ月間だったので、今日はそのすべてをプレゼンにぶつけるつもりで参加しました。

── utsReプロジェクトは今どのようなことに取り組んでいますか?

私たちは、カメラが主役になって旅をする「ペルソナカメラ」、そして心の開き具合をカメラのF値に見立てる「心のF値」というものを開発しています。 実際にカメラを作り始めたのは2週間前からなんですが、基盤となる仕組みはなんとか完成させることができました。 今はカメラの小型化やパッケージデザインのブラッシュアップに取り組んでいます。

── 4月のDAY1の時の自分を思い返すといかがですか?

いま振り返ると、当時考えていたことは完全に自分のエゴだったし、物事を客観的に見られていなかったなと感じます。 自分の信じていたことを根底からひっくり返されるような言葉をもらったり、他のプロジェクトの進み具合と比べて落ち込んだり……。 苦しいことも多かったですが、たくさんの人の手を借りて、やっと実際に“ものづくり”を始めることができました。 だから今はただ、楽しくチャレンジするだけです。

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おわりに

1・2期と比べても、3期生たちのプロジェクトは圧倒的なスピードで走り抜けてきました。その分、ペースが早いからこそ立ちはだかる壁もあります。「形になること」は、これまで見えていなかった課題を浮かび上がらせ、周囲の目をいっそう厳しいものにしました。そして、これから先その壁はさらに高く、厚くなっていくことでしょう。 それでもこの3ヶ月間、誰ひとり歩みを止めることなく、実践を重ねてきました。 その道のりはきっと、大きな成功へとつながる確かな軌跡になるはずです。 改めて、3期生のみなさんのこれからの飛躍が楽しみです! (文・鏡理吾)

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