[ASIBA授業レポート] Day3「渦を生み出す」|ASIBA
INC-3RDプログラムレポート

[ASIBA授業レポート] Day3「渦を生み出す」|ASIBA

ASIBA学生サポーターの鏡です! 運営メンバーの一人として、プログラムの模様や3期生の姿をお届けしていきます。

クリエイティブ領域に身を置く30歳以下を対象として「問いと実践を往復するクリエイティブ・アントレプレナーシップ」を育み、社会実践を目指すASIBA Creative Incubation Program 3期。 5月10日、東京大学本郷キャンパスにてプログラムのDay3が開催されました。 今回はチームごとの進捗共有とメンタリングを通じて、各プロジェクトの具体性を一段と高めていく時間となりました。

スタートアップのリアルに触れる

冒頭には、株式会社e-lamp.代表取締役 山本愛優美さんによるレクチャーが行われました。 高校時代から起業家として挑戦を重ねてきたご自身の経験をもとに、スタートアップやチームビルディングの現場で直面したリアルな課題や失敗談を率直にシェア。

大変な時期はある。でも、何かを生み出そうとしている人はそれだけでえらい!

「大変な時期はある。でも、何かを生み出そうとしている人はそれだけでえらい!」

そんな前向きなメッセージに、参加者の表情も自然とほころびました。 山本さんは再来週に予定されているビヨンド会議にも参加予定。これからの新たなつながりも感じさせるレクチャーとなりました。

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自分の“クリエイティブモード”を定義する

続いて、ASIBA共同代表であり今期の伴走メンターでもある森原正希によるワークが行われました。

スタートアップや起業はあくまで手段にすぎない ASIBAは「モノのツクリテ」のためのインキュベーションである

ASIBAのプログラムが3ヶ月で構成されている背景には、新しいプロジェクトのモーメンタム(止まりにくくなるほどの勢いや流れを維持できる状態)の限界は3ヶ月だという仮説があります。 その期間で最大の成果を引き出すためには、段階的・打算的に作るのではなく、自分を「クリエイティブモード」に持ち込むことが重要です。 ASIBAが用意する宿題やレクチャーといったストラクチャーに対して、自分なりの“カオス”をいかに持ち込めるか。 その両者の中間にある“モード”の状態に、自分をどう導けるかが問われます。

そこで投げかけられたのが、 「自分がどんなときに“クリエイティブモード”に入りやすいか?」という問いでした。 締切前に火がつく人、リラックスしているときにアイデアが浮かぶ人。 書きながら思考が整理される人や、誰かと話すことで考えが深まる人も。 型はそれぞれですが、自分のスイッチが入る条件を認識しておくこと。それが、この3ヶ月を濃密に過ごすための確かな足がかりになります。

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進捗共有とメンタリング

後半では、各チームによる進捗共有とメンタリングセッションが行われました。 今回は4人の伴走メンター全員が現地に集まり、参加者一人一人とじっくり向き合う時間が設けられました。 Day2からの2週間で、徹底してヒアリングに取り組んだ参加者やプロダクトの試作にチャレンジしたチーム、さらには離島に赴いてリサーチを行った人も。 どの参加者からも、それぞれの方法で歩みを進めてきた様子がうかがえました。

2週間後に控えるのは、1泊2日で開催される「ビヨンドキャンプ」。 パートナー企業や行政職員を前に、自分の言葉で想いを伝え、連携を始める場となります。 そのビヨンドキャンプを見据え、参加者たちはプロジェクトの進め方をあらためて見直し、次のステップに向けた具体化を進めていきました。

進捗共有やメンタリングの場では順調な面だけでなく、迷いや不安、焦りといったリアルな声も交わされました。 それでも参加者たちは立ち止まることなく、自分とプロジェクトに真摯に向き合いながら、一歩ずつ歩みを進めていきます。

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おわりに

これまでの3週間は自らの問いを深め、MVP(最小限の実践)を通してプロジェクトと向き合ってきた参加者たち。 これから迎えるのは社会に対して「共感を得る」というフェーズです。 再来週に予定されている2日間のビヨンドキャンプ。そこまでの2週間という限られた時間の中で、どこまで歩みを進められるか。そのスタートラインに立つような1日となりました。

■山本愛優美さん プロフィール 株式会社e-lamp. 代表取締役 2001年生まれ。北海道帯広市出身。高校2年次に開業。エンターテイメント/教育領域で複数の事業プロデュースを行う。慶應義塾大学環境情報学部卒業(在学中の2020年にe-lamp.着想)、2023年春より同大学院メディアデザイン研究科進学。(2025年9月修士課程修了、博士課程進学予定。)大学院ではHCI領域のSocial Biofeedback研究に従事。人の「ときめき」感情の研究を行う。 2022年度未踏アドバンスト採択。STEAM人材として多数メディア出演。 Webサイト:https://tokimeki.studio.site/ 株式会社e-lamp.:https://e-lamp-official.studio.site/